ゆうすけブログ
名門日大アメフト部の異様ー羅生門からの考察
今月初めにネットから出回りその後、テレビのニュースなどで大いに取り上げられ世間の耳目を集めた「日大アメフト部による危険プレー事件」。
ラフプレーの被害に遭った関西学院大学の選手は全治3週間の怪我を負ったのですが瞬間の画像を見れば一つ間違えると麻痺や不随が一生残るほどの大変危険極まりないプレーでした。
先週、危険行為を犯した日大アメフト部のM選手が先駆けて記者会見。
自らの行為を監督、コーチなどより「相手のQBを潰せ」「やらなきゃ意味ないだろ」と作戦指示を与えられ行ったと内幕を暴露しました。
会見を聴いていて(やはりそうか、そうでなければ1選手の判断であんな危険なことは起こらないだろうな)と納得した矢先の翌日、今度は日大アメフト部の内田監督(当時)や井上コーチが記者会見。
(選手が先で監督が後か、日大の危機管理も大したことがないな、順番が逆だろ)と思いながらそれでも選手とチームの見解が一致すればこの件も一応スッキリすると聞いていたら耳を疑いました。
内田監督と井上コーチはM選手へ「相手を潰せという言葉は出したがそれは積極的にプレーしろという意味で反則を指示した覚えがない」と全否定でした。
これは揉めるなと思っていたら後日、日大の学長がおっとり刀で出てきて何を言いたいのかわからない、意味不明の会見。
それを受けて関学の被害に遭った選手の父親が怒りの会見。
遅すぎる日大の事実報告書を受けて関西学院大学アメフト部監督が「真実を語っていない」と日大を批判。
事件は二転三転、七転八倒、迷宮入りの藪の中となりとうとう刑事告発だ、司法に委ねると大騒ぎに。
この一連の騒動を見ていて、黒澤明監督の映画「羅生門」を彷彿させられました。

「羅生門」は1950年(昭和25年)に公開されべネツィア国際金獅子賞に輝き、日本映画復活の印象を全世界に与えた記念すべき作品です。
脚本は芥川龍之介の短編小説「藪の中」が下敷きとなっていますがストーリーを詳しく述べると冗長になりますのでごくさらりと紹介すれば応仁の乱の荒れ果てた京都市中が舞台となっており、妻を連れた武士が野盗に襲われ山中で殺されます。
その後、妻は野盗に手籠めにされますが事件を捜査した検非違使(当時の警察)が取り調べの場でこの野盗、殺された男の妻、更には巫女を使って殺された男の亡霊まで出廷させてそれぞれの言い分を詮査するものの、各人が勝手な自分に都合がいい証言をしており、事実関係が一致いたしません。
首を傾げる検非違使取り締まり官の下にそれまで事件に巻き込まれるのを恐れて出てこなかった杣売りが藪の中から一部始終を見ていたと申し出ます。
遂に決定打かと思っていたらどうも杣売りも自分の卑怯を隠す為に一つ嘘をついているのがわかってきます。
「真実はひとつ」のはずなのに4者がそれぞれ違ったことを証言しているので真相は藪の中というラストとなり映画は終わります。

今回のアメフト事件は究極のところ(選手に首脳陣から反則プレーの指示があったか、否か)なのですが現時点ではもやもやしています。
私個人的には限りなく日大の内田監督と井上コーチが黒なのですが真相はまだ(藪の中)です。






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