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ゆうすけブログ
規制と撤廃ー塩と日本人
今日で11月も終わります。
いよいよ師走を迎えますが気象庁の天候短観によれば12月は例年より若干暖かく暖冬傾向とのことですがやはり冬は寒いのでしょうね。

江戸期のお話。
殿様が家老に問いました。
「爺、世の中で一番旨いものはなんであろうか」
「殿、それは塩でございます、塩がなければどんなものも食べられたものではありません」
「それでは一番まずいものはなんだ」
「塩です、塩だけでは食べられたものではありません」

塩と日本人の歴史は深くて長いものがあります。
人間にとって必要にして不可欠な(塩)

戦国期半ば、甲斐(山梨)の武田信玄、山ばかりなのに山無しとはこれ如何にという戯言はよして、甲州(武田)・相模(北条)・駿河(今川)のいわゆる甲相駿三国同盟が破られ、海を持っている二国から(塩止め)をくらい、甲斐に塩が入って来なくなりました。
なにせ甲斐は山国、塩だけは領内で生産できません。
何とも困った信玄の元に塩が続々と送られてきたのは越後(新潟)の宿敵・上杉謙信から。
さすがの信玄も謙信の義将ぶりに感激したという逸話とともに(塩)がいかに大切かということも感じるエピソードです。
現代もサラリーマンと言ってますがサラリーの語源は塩。
働いて塩を得る人という意味です。

平成生まれの方はピンとこないかもしれませんが私たち昭和生まれの人間は長らく人工塩のみの食生活を送っていた時期がありました。
テーブルには食卓塩と書かれた空色の瓶。
塩辛いだけでうま味もなにもありませんでした。
世の中にはこのイオン交換膜製法でしかつくっていないにがりもミネラルもない人工塩しか流通してなかったのです。
1995年(平成7年)にやっと廃止されましたが戦中から続いていた悪名高い食糧管理法(食管法)に基づき旧大蔵省の外郭団体である特殊法人・日本専売公社が米・塩・樟脳の流通権限を握っていたからです。
もともとは米の偏在を是正する意味から生まれた公社ですが戦後も復興が進み、コメ余り現象から米買取の逆ザヤや自主流通米以外のいわゆるヤミ米問題が深刻化するなかで歴史的役割はとっくに終わっていたのですが遅まきながら日本たばこ産業や(財)塩事業センターなどに解体されたのです。

ですから当時、私たち幼少の戦争を知らない子どもたちは大人に「お前らは本当のおむすびを食べたことがないやろ、本当の塩で握ったおむすびは旨いで」と言われたものです。
甲斐と同じく淡水の琵琶湖があるが海はない滋賀県の子どもだった私は生まれて初めて三重県の海岸に海水浴に行った時、海の水を舐めてみてあまりの深くてまろやかな塩味に感激して海水をもって帰りたいと思ったのを憶えています。

考えてみれば世の中には時代にそぐわなくなった(規制)が山のようにあります。
と同時に緩和しなくていい規制を緩めたり、撤廃することでいかにも世直しをやっていると訴えている輩も多いものです。
どこまで(保守)でいけばいいのか、何を(革新)すればいいのか、政治学として一度整理しなければならないと思っています。
私は概ね現政権に対してその政策を支持する者ですがそれでも(これは如何なものか)と疑問を呈したい法案もかなりあります。
農業面で言えば(種子法改正)、日本の品種改良を大きく歪めるものです。
議論されている水道事業の民間移行、諸外国では失敗の連続です。
今国会で衆院本会議で通過した出入国管理・難民認定法(入管難民法)改正法案・・国内の労働問題をもっと現状把握したうえで改正すべきと思います。
おそらく国民の大半は納得がいかないでしょう。
この政治的流れが進めばやがて日本もトランプばりアメリカ同様、(日本自国第一主義)が台頭してやっかいな国になる可能性が非常に高いものです。
全く拙速で未熟な議論(国会)でした。
IR統合リゾート法案?
あれはなんですか。
ギャンブル大国日本を目指すなんてビジョンでもなんでもありません。
大阪市の吉村祥文市長は2025年大阪万博開催決定と同時に万博開催予定地・夢州に大阪府が計画しているカジノ計画へのインフラ建設マネーとして200億円の拠出を議会に提案していますが万博が全世界から笑われますよ。
余談ですが私が経営していた会社の相談顧問として大阪梅田にイデア総合法律事務所という弁護士事務所があり、吉村市長はここに所属する若手弁護士だったのと同時に大阪市議会議員でもありました。
大阪維新の会所属で橋下さんや松井さんの子分でしたが当時の印象として政治家としては少し線が細いかなと感じていました。
流れに乗って今は市長をお勤めですが滋賀県民の私としては大阪の方々が支持している首長をこれ以上はどうこう言いませんが市民の声をもっと汲み取り、寄り添う姿勢に欠けてきたんとちゃうとアドバイスしてあげたいです。
今日のブログは久しぶりに暴走してしまいました。
反省です。





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