企業統廃合の果てには |
昨年流行った「下町ロケット」ではありませんが町工場が世に問う商品を開発してそこに多くの人達が集まり、会社が人の成長と一緒に大きくなっていく姿は見ていくのはなぜかしら感動を覚えます。 私も日本のメーカーの商品フェッチのようなところがあって衣食住を問わず商品にちなんだ開発秘話などが大好きな1人です。
例えば有名なところと言えば、世界最初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を開発した安藤百福氏と日清食品のお話しとか。 町工場と言うよりも自宅の裏側を少し改造した小屋程度のところで鶏の羽を毟るところから出発した会社は今や全世界に即席麺というジャンルを不動のものとして届けているNO.1ブランドとして人々から愛されています。
「納豆カレー」なるものを初めて知ったのは「ココイチ」の略称で知られるCoCo壱番屋でした。 (なんやけったいなメニューがあるわ、さすが中京圏の会社だけあって無茶するな)と最初は関西人である私は思いました。 ココイチは愛知県発祥の会社でよく知られていますが創業者は喫茶店を経営していた頃、お店に出していたカレーが大人気でカレーに特化した会社を設立しています。 ちなみにカレーのトッピングなら私は生卵。 あれを少し辛いカレーに割って食べるとスパイスのツーンと効いた風味に卵のまろやかさが加わって絶妙のハーモニーを生み出すのです。 それを愛知の知人に言うと「そんなもの食べらりゃせんがね」と一蹴でした。 関西では生卵を割るの、美味しいのと言っても「おおたわけだわ」と取り合ってもらえませんでした。 くそみそに貶されても一度は試してみないと批評のしようがないと覚悟を決めて「納豆カレー」を食べてみると・・「おいしい!」 何ともいえないコクが出て卵と同様に味にまろやかさが出るのです。 考えてみるとインド北部のカレーのメインは「豆カレー」 これもありかと私のお気に入りになりました。
住の世界ですが入浴が3度のメシと同じくらい好きな私の愛好の一品はツムラの「バスクリン」 もうご説明の必要がないくらいに家庭に行き渡っています。 寒い冬はぽかぽかに暑い夏は「バスクリンクール」で爽やかに。 昔は重曹などを入れてさっぱり感を出していましたが今では夏の定番に。 そんなバスクリンがいつの間にかツムラからバスクリン株式会社と分社してその親会社はポカリスエット、オロナミンC、カロリーメイト、ボンカレーなどで知られる大塚グループとなり製造元が変わっていたのには驚きました。 大塚グループにはアース製薬という子会社がありバスクリンと競合している入浴剤「バスロマン」があるからです。 いつの間にかオリックスと近鉄が一緒になってプロ野球のチームになっていた的驚愕でした。 ちなみにそのアース製薬ですが一昨年でしたか和歌山のこれもけっこういい入浴剤をつくっていた「白元」を買い取っています。 今や大塚は入浴剤界の織田信長と言われています。 これに目下、対抗しているのは「バブ」で有名な花王でしょうか。
SONYももう外国資本が過半数入った会社です。 ここも町工場から始まって雨漏りのする工場の中で傘をさしながら図面をひいたとマニアなら感動する逸話を残しているのですがあの80年代の輝かしい、みんなが驚くような商品をつくっていたSONYは日本の会社とは言えなくなりました。 「XBox」でコンシュマーゲーム機業界の日本に殴りこんだマイクロソフトをプレーステーションで応戦、撃退したところまでは良かったのですがさすがビル・ゲイツです。 本土が直接爆撃されて本丸が落城しました。
前述の日清ですが長年のライバルである明星食品を買収して子会社化としています。 あの「チャルメラ」が実は一番のライバルから作られるようになっていたとは「どうなっているんだ!」の世界です。 乱暴な比較ですがインスタントラーメンマニアにとってグッチがエルメスの商品をつくっているような感覚ですよ。
最後に前述のCoCo壱番屋ですが昨年、2015年10月にハウス食品がTOB(株式公開買付け)により全株式の51%を保有することになり連結子会社となりました。 以前からファンの間では「ココイチのカレーの味はバーモントカレーに似ている」と噂されていましたが本当になりました。 昭和から平成になりすでに28年、老舗やブランドを守るのは大変なことだと考えさせられます。
昨年流行った「下町ロケット」ではありませんが町工場が世に問う商品を開発してそこに多くの人達が集まり、会社が人の成長と一緒に大きくなっていく姿は見ていくのはなぜかしら感動を覚えます。 私も日本のメーカーの商品フェッチのようなところがあって衣食住を問わず商品にちなんだ開発秘話などが大好きな1人です。
例えば有名なところと言えば、世界最初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を開発した安藤百福氏と日清食品のお話しとか。 町工場と言うよりも自宅の裏側を少し改造した小屋程度のところで鶏の羽を毟るところから出発した会社は今や全世界に即席麺というジャンルを不動のものとして届けているNO.1ブランドとして人々から愛されています。
「納豆カレー」なるものを初めて知ったのは「ココイチ」の略称で知られるCoCo壱番屋でした。 (なんやけったいなメニューがあるわ、さすが中京圏の会社だけあって無茶するな)と最初は関西人である私は思いました。 ココイチは愛知県発祥の会社でよく知られていますが創業者は喫茶店を経営していた頃、お店に出していたカレーが大人気でカレーに特化した会社を設立しています。 ちなみにカレーのトッピングなら私は生卵。 あれを少し辛いカレーに割って食べるとスパイスのツーンと効いた風味に卵のまろやかさが加わって絶妙のハーモニーを生み出すのです。 それを愛知の知人に言うと「そんなもの食べらりゃせんがね」と一蹴でした。 関西では生卵を割るの、美味しいのと言っても「おおたわけだわ」と取り合ってもらえませんでした。 くそみそに貶されても一度は試してみないと批評のしようがないと覚悟を決めて「納豆カレー」を食べてみると・・「おいしい!」 何ともいえないコクが出て卵と同様に味にまろやかさが出るのです。 考えてみるとインド北部のカレーのメインは「豆カレー」 これもありかと私のお気に入りになりました。
住の世界ですが入浴が3度のメシと同じくらい好きな私の愛好の一品はツムラの「バスクリン」 もうご説明の必要がないくらいに家庭に行き渡っています。 寒い冬はぽかぽかに暑い夏は「バスクリンクール」で爽やかに。 昔は重曹などを入れてさっぱり感を出していましたが今では夏の定番に。 そんなバスクリンがいつの間にかツムラからバスクリン株式会社と分社してその親会社はポカリスエット、オロナミンC、カロリーメイト、ボンカレーなどで知られる大塚グループとなり製造元が変わっていたのには驚きました。 大塚グループにはアース製薬という子会社がありバスクリンと競合している入浴剤「バスロマン」があるからです。 いつの間にかオリックスと近鉄が一緒になってプロ野球のチームになっていた的驚愕でした。 ちなみにそのアース製薬ですが一昨年でしたか和歌山のこれもけっこういい入浴剤をつくっていた「白元」を買い取っています。 今や大塚は入浴剤界の織田信長と言われています。 これに目下、対抗しているのは「バブ」で有名な花王でしょうか。
SONYももう外国資本が過半数入った会社です。 ここも町工場から始まって雨漏りのする工場の中で傘をさしながら図面をひいたとマニアなら感動する逸話を残しているのですがあの80年代の輝かしい、みんなが驚くような商品をつくっていたSONYは日本の会社とは言えなくなりました。 「XBox」でコンシュマーゲーム機業界の日本に殴りこんだマイクロソフトをプレーステーションで応戦、撃退したところまでは良かったのですがさすがビル・ゲイツです。 本土が直接爆撃されて本丸が落城しました。
前述の日清ですが長年のライバルである明星食品を買収して子会社化としています。 あの「チャルメラ」が実は一番のライバルから作られるようになっていたとは「どうなっているんだ!」の世界です。 乱暴な比較ですがインスタントラーメンマニアにとってグッチがエルメスの商品をつくっているような感覚ですよ。
最後に前述のCoCo壱番屋ですが昨年、2015年10月にハウス食品がTOB(株式公開買付け)により全株式の51%を保有することになり連結子会社となりました。 以前からファンの間では「ココイチのカレーの味はバーモントカレーに似ている」と噂されていましたが本当になりました。 昭和から平成になりすでに28年、老舗やブランドを守るのは大変なことだと考えさせられます。
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