ゆうすけブログ
新アベノミクスは成功するのか
昨年(平成27年)の9月に自民党総裁に再選した安倍総理は内閣改造に着手するとともに「新三本の矢」を発表しました。
私が先週、このブログで「アベノミクス三本の矢の二本目・機動的な財政政策は機能していない」と書いたところ「でも財政再建は着々と進んでいるのではないか、財政赤字解消にもめどがたってきたし」というご意見をいただきました。
誤解のないようと思うのですが私自身は現在れっきとした自民党員であり別に党の足を引っ張ろうとしているのでは決してありません。
しかし、自民党の歴史のなかでは党内でも派閥間で経済政策については論議を闘わせてきた流れもあり、そのような内なる批判と応酬が党を活性化してきたのが事実でもあります。
どうも小泉純一郎内閣あたりから「官邸主導」の傾向が強くなりすぎて政策に異を唱えることを則、「政権批判」とレッテルを貼り、次期選挙に公認外しなど姑息な政党運営に走り自民党の良き気風であった「自由」が失われていったような気がいたします。
もっと言ってしまえばその頃にアメリカのネオコングループに近づき過ぎて「何でも自由競争」」「グローバル化が一番」という路線を日本において信奉しすぎたのが自民党の蹉跌となりました。(現在でもそれは続いています)
自由民主党から自由がなくなればそれは「民主党」に過ぎなくなると私は思っています。
そのような硬直化した党体質が一時は国民から見放されて下野の憂き目にあったことを党員としても十分に反省し今後に活かさなければならないと考えます。

さて、先述の「新三本の矢」は・・・。
①2020年を目途として600兆円のGDPを達成
②出生率を1.8(現在は1.4)に引き上げ2060年時点でも人口1億人をキープ
③社会保障の充実から老親介護の離職者をゼロへ(現在は年間10万人と推定)
となっており①のGDP目標についてはこれから年80兆円ばかりを積み上げていかなければならないのでちょっと厳しいかなと思われるのですが研究開発費の加算などが認められたのであながち達成できない数字ではなくなりました。

そこで「機動的な財政政策」ですが2015年度(つまり昨年)には基礎的収支の赤字額を2012年度比で半分に、2020年度(東京オリンピック開催年度)には黒字化にすると公約されました。
赤字額の半分化については2014年の春に消費税8%への増税があり、GDP比3.3%となる見込みなので基準年度の2010年の6.6%の半分にはなる見込みです。
ですがこれはあくまで数字を揃えているだけの話でこの程度では到底、財政再建の道筋がついたとは言い難い状況です。
2015年度の予算を見ると歳出総額は96兆3420億円、歳入総額は59兆4790億円ですから36兆8630億円の国債発行(つまり借金)で穴埋めと歳入の4割近くを占めている状況です。
国と地方を合わせた2015年度末の債務残高は前年度比26兆円増の見込みで1232兆円に達するものと思われます。
先程の基礎的財政収支で言えば2015年度の赤字は31兆円で前年より6兆円゙良化゙すると思われるが1200兆円の累積に対してわずか6兆円減らしたところで「機動的な財政政策」とは言えないと批判したのです。
平成に入った1989年時点では債務残高が400兆円を切っていたことを考えればこれは異常な借金体質に日本がどっぽりと漬かり、しかも抜け切っていないと見るしかないでしょう。
国債の返済費は2014年度の23兆2702億円から2015年度実績からは1805億円増と大幅に増えています。
もはや経済成長による増収に頼るとか、歳出削減による無駄の排除などでは改善できる状況ではないのは経済の専門家でなくともわかると思います。
私が特に歴代の総理の中で批判する小泉純一郎氏がひとつだけいいこと言っています。
「痛みにたえる改革を」
本当はこの時、私も含めて国民は小泉節に躍らされ郵政民営化など規制改革がそれだと勘違いして真実の改革から目を背けていたのです。
その「真実の改革」しかもはや財政再建に道はありません。
これについては後日あらためて書きこもうと思います。








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