ゆうすけブログ
「原発メルトダウン 危機88時間」を観て
ほぼ1年間、猫と一緒に朝から晩まで生活してきました。
きゃつらが1日、何をしているのか、その生活パターンを身を持って知りました。
喰っちゃ暴れ、寝て、また喰うという流れに巻き込まれたような気がします。
恐いのは猫が私の事を「大きな猫」だと思っていることです。

さて、一昨日の夜にNHKで放映された「原発メルトダウン 危機深刻化した88時間」は久しぶりに集中して観たドキュメントでした。
2011年3月11日に発生した東日本大震災によって起った大規模津波に福島第一原発も被災して世界的にも類を見ない規模の大事故に見舞われます。
津波により電力供給がストップしてからの冷却系統の故障から炉心の温度が急激、異常に上昇して核燃料による融和つまり「メルトダウン」という関係者(いや、そうじゃなくても)にとって最大の悪夢が目前に迫る瞬間を克明にドラマ仕立てで再現していました。

1号機がまず異常、続いて3号機、絶え間なく続く余震と水素爆発により現場は戦場さながらの修羅場と化していく様子、更にはもっと深刻な2号機の危機が発生、疲労困憊の中を所員と関連会社社員が原子炉に近づいての作業、もちろん漏えいしている放射線量は被爆に値する数値で命の危機に絶えずさらされています。
番組では「もしかしたら東日本に誰も住めなくなるかもしれない」という88時間にスポットを当てて再現していました。

決死の復旧作業の中心にいた人物、福島第一原発所長・吉田昌郎氏を俳優の大杉 漣さんが演じていましたがこの方の現場での指揮については菅 直人総理(当時)や内閣府原子力災害本部、さらに東京電力本社からひっきりなしに横やりが入ってくる様も描かれていました。
菅総理に至っては何の効力も期待できないのにヘリで乗り付けてきて現場で会議というはた迷惑な行動までしています。
吉田所長が決断した「海水注入」についてさえ「やめろ」と指示を出すありさまです。
さらに「(海水注入の)中断がなかったのなら私はいったい何だったのか」とまで叱責する原子力安全委員会の班目春樹委員長(当時)。

それでもこの吉田所長はお気の毒だったと個人的には思うものの、他で賞賛されているような「救国の英雄」という評価は私はできないと感じました。
この方が現場で不眠不休の陣頭指揮を取り、彼の人柄と気迫で所員をして「吉田さんじゃなければついていかなかった」と言わしめてもです。
それほどまでに(たとえ天然災害であろうと)原発事故は簡単に人物の行動云々で論じられるものではないと思うからです。
やはり原発である以上は「人災」なのです。
心労でそれから2年半後の2013年7月にお亡くなりになりましたが慎んでご冥福をお祈りいたします。(享年58才)







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