ゆうすけブログ
「危険」が街を走っている
連休に入った5月3日の昼前、兵庫県JR三ノ宮駅前交差点で突如、自家用車が暴走しだして歩道に乗り上げ銅像に衝突し大破して止まるまでに沿道の歩行者を次々と跳ね上げ7人に重軽症を負わせたと63歳の男性(無職)を警察が逮捕しました。
警察は早速この男の体内アルコール度を調べましたが検出なし、尿検査での薬物利用なしまでの確認事項は公表しています。
男は取り調べに対して「(車を)運転していたことは間違いないが事故を起こした状況はよく覚えていない」と言っているようです。
事故現場に一切のブレーキ痕が無かったことを考えて私はこの男が「経度認知症」である可能性を疑っています。

昨年10月にも宮崎市内で73歳の男性が車を運転、歩行者、自転車利用者を次々と撥ね、2人が死亡、4人が重軽症を負う事故を発生させています。
この男性は認知症と診断されていましたが医師の助言を聞き入れず、運転免許証の更新もおこなっていました。

高速道路6社がまとめた集計で一昨年までの過去3年間で739件の高速道路逆走事例が報告されており違反者の7割が65歳以上、その1割が認知症の疑いがあったということですから計算上は逆走の7%が認知症ということになります。

問題なのは「軽度認知症」の「軽度」という響きに騙されて社会生活を過ごす上でさして支障はおこらないとみんなが思っているところにあるかもしれません。
昨年、厚労省は軽度の認知症患者が特別養護老人ホーム(特養)に入所できなくなるような制度改悪をいたしました。
介護保険制度上、高齢者への「見守り」や「観察行為」などは評価が低くく、この度の改正(改悪?)で要介護3以上でなければ入所できづらくなるなど家族の負担が更に重くなるものです。
社会保障費削減で必死になっている厚労省と低い点数の患者を(経営効率上)受け入れたくない施設の思惑が一致した改悪となりました。
どうも在宅介護に導きたい思いがあるようです。
もちろん「待機児童問題」プラス「介護問題」に挟まれて家庭内は大変な事情を抱えているにも係らずです。

認知症の中で約50%を占めるアルツハイマー症は特に厄介で発症から早期で空間認知能力や記憶力が著しく低下するため車の運転などは危険極まりない行為となります。
昔、私が受けた交通政策のゼミ教授は「車とは来魔、魔が来る」などと言っていたのを覚えていますが都市部の人は車の無い生活でも問題ないでしょうが、田舎に住んでいれば車は欠かせません。
ですが、都市部の路上でも前述の事故は頻発しています。
道をおとなしく歩いている、いわゆる歩行者の列にブレーキも踏まずに突如として車が突っ込んでくる事故がこれからますます起こることを日本社会は示しています。
田舎では「徘徊」、都市では「暴走」。
さすが警察でも認識しているのでしょう、2009年から75歳以上の高齢者の免許更新に認知症検査を取り入れましたが、一昨年では全国対象145万人の中で取り消し処分はわずか118人でした。
これでは「ザル」と言われてもしかたがないでしょう。
これからますます進む日本の高齢化社会で解決しなければならない問題は山積しています。









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