ゆうすけブログ
政治家の苦労
政治家の苦労とは何でしょう。
私は一に選挙、二に選挙、三・四がなくて五に選挙だと思っています。
選挙で当選できなければ何の値打も与えられず、そもそも活動も大幅に制限されるからです。
吉田茂元首相の政治顧問だった松野鶴平は「サルは木から落ちてもサルだが政治家は選挙で落ちればただの人」と言っています。

野党4党による内閣不信任案が提出されましたが議場では一蹴されました。
この不信任案が衆院解散の呼び水になるのではないかと一番恐れているのは当の衆議院議員でしょう。
それも選挙地盤が固まっていない当選1期・2期組は衆参W選挙がどうやら回避される方向なので内心は胸をなでおろしていることでしょう。
重ねて言いますが政治家は選挙を恐れます。
自分の首がかかるのですから当然なのですが落選、即失職となり飯の食い上げとなります。
江戸時代で言うと「お国お取り潰し」で家来(事務所・後援会)を抱えて浪人です。

昭和の時代までは野党生活が長かった革新勢力は世間の「風」頼り、保守系は地元後援会をつくり、「地盤・看板・かばん」を整備して来る選挙に「常在戦場」の気分で東京と地元を行き来していたものです。
それが平成に入ってからは与党も野党も「風まかせ」とロクに地元で後援会もつくれず、その時の「世論」と「支持率」で自らの当落を託すという実にギャンブラー的要素が盛りだくさんの選挙戦となっています。
己の運命を他人の好き嫌いに委ねるなんて政治家とはリスキーな職業です。

それでも与野党問わず、だいたい5期ぐらい(つまりは5回の当選)をしている衆議院議員、3期の参議院議員は死闘を乗り越えて地盤をつくっているので「風」に強く選挙の対応も安心して見ていられます。
彼ら、彼女らも1期、2期の頃は砂を噛むような選挙を戦ったのでしょう、今でもついついポロッと話に出てしまいます。

あれは2009年の夏ごろでしたが農水大臣を辞められた後の石破 茂代議士が大津のホテルに講演会で見えた時に控室で話していたら「私の地元は山陰のそれも山間部なんですが選挙カーを走らして辻演説していたら集落から一人おじいさんが出てきて(石破さん、ここには二人しか住んでいませんよ、私を入れて)とおっしゃるので丸で山に向かって訴えているような感じでした」と苦労話を聞いたことがあります。
これも自民党が下野していた時ですが菅 義偉衆議院議員(現官房長官)に同行して大津の関西電力支社に選挙のことで依頼に行った時にロビーでお話しをしていたら「新人の頃は選挙はとても大変なんですよ、私も1期、2期目の頃までは毎日、関内の駅(横浜市)で朝夕駅立ちをしていました、3期目からは仕事が忙しくなってやっていませんが」とおっしゃったので私もよせばいいのに軽口で「先生の選挙区は人口が多いですが私の高島なんか毎日の乗降客が3000人を切ってるんです」と返すと「それでもやらなければいけないんです」と言われて「はい、わかりました」。
政治家も大物になろうと思ったら修羅場をくぐっているのだなとつくづく思います。




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