ゆうすけブログ
都議会の「勧進帳」
昨日行われた舛添知事に対する都議会の総務常任委員会(集中審議)をテレビで見ていました。
トップバッターは自民党都議でしたが東京都議会も会派議席数で質問時間を割り振りしているのだなと思って観ていました。
もちろん構成人数の多い会派(政党)がより質問時間を頂けるようで自民党は60分超という時間を質問者1人に絞って出してきました。
この都議さんの責任はすごく重大です。
全国が注目している中、自民党の看板を一身に背負っていたのです。

結論から言うと、この質問は「へっぽこ」でした。
語気は荒いが知事を追い詰めようとする突っ込みが全くなく、軽々と答弁されても引き下がり、総花的に内容があちこちに飛んでしまって薄く、自民党は本当に真相を解明する気があるのかと都民いや国民に印象づけました。
気のいいだけのおっさんが権力者に無理にモノを言っているようで途中からかわいそうになりました。
それでもこの程度の質問者しか用意できなかった自民党都連の感覚は理解できません。
この後の公明党、共産党、民進党がきっちり質問していたのに比べれば「自民党ってこんなものか」と国民に思われただけこちらも恥ずかしいです。

舛添知事の答弁も相変わらず不誠実の極み、ゲスの極みでした。
ホテルに呼んだ出版社社長の名前を尋ねられても「私の政治家としての信条で信義に反するから言えません」と突っ張り、その政治家に育ててもらった国民、都民に対する信義より一個人の方が大切なのかと思わず突っ込みたくなりました。
後の質問には都合が悪いと「記憶にない」の一点ばりで古の小佐野賢治さん(国際興業)のような答弁を繰り返すのみで議会に対する説明責任など少しも果たす気がないことがよくわかりました。
自民党を除く都議会各派はもはや不信任案の提出も辞さないと憤っているようですがそれよりも虚偽の証言や事実隠蔽に罰則がつく百条委員会の設置の方がいいように思いました。
下手に不信任を通してすんなり辞める人ではないなと思ったからです。
むしろ議会を解散するのではないかとさえ思います。
もちろん都議会議員選挙になれば反舛添議員が大挙して当選するので改めて臨時議会を開いて再び不信任を今度は過半数で可決ですから、すれば舛添さんの首は獲れるのですが時間が無駄になります。

昨日の自民都議と舛添さんのやり取りを観ていて下手な「勧進帳」だなと思いました。
「勧進帳」は国民に人気のある歌舞伎の十八番ですが源頼朝の怒りをかった弟・義経一行が奥州藤原氏を頼って落ち延びる最中に加賀(石川県)の安宅の関で止められます。
疑う関所の役人に山伏姿の弁慶が主・義経を金剛杖で打ち据えながら「おまえのせいで皆が疑われるのだぞ!」と叫ぶくだりが観客の涙を誘い、関所の長の富樫が「もう行ってよい」と放免するわけです。
関所を抜けて弁慶が義経に「主君を叩き、申しわけございません」と謝るところに二度泣きしてしまいます。

集中審議での配役は義経が舛添知事、弁慶が自民党都議、富樫が都民でしたがくさい芝居に誰も「行ってよい」と言わず、涙もありませんでしたが義経が「リオ五輪までは延命させて」というところには失笑がひろがりました。







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