ゆうすけブログ
イギリスのEU離脱はリーマンの2倍
政治と経済は不可分の存在であり互いに密接に連動しています。
大学では「政治経済学部」が設置されているのもむべなるかなです。
同時に「地球」は交通手段や通信の発達により、いよいよ狭く、お互いの影響はすぐさま直結します。

一昨日の私のブログで英国の国民投票を書いた時は楽観視していて何とかイギリスはEUに留まる選択をするのではないかと思っていました。
昼からの『離脱派勝利!』の報が地球上を駆け抜け、株式市場を始めあらゆるマーケットが大混乱に陥り、日本でも株価が1286円安、円も一時99円と100円を切る円高に進行しました。
これは2008年のリーマンショックを上回るもので私はこの英国での結果は経済的にはリーマンの2倍、政治的には10倍と見ています。
GDPでアメリカ、中国、日本、ドイツの次に現在世界第5位のイギリスの経済独立宣言の影響は計り知れず、この余波は今後数年に亘り世界に震撼をもたらすことになります。
キャメロン首相は会見で辞意を表明しましたが、混乱の収拾の当事者としてその任に堪えられないとの判断でしょう。
さっそく舛添氏が訪英すべきです。
それにしても日本のマスコミはなぜこの報道について「世界同時不況到来」とか「世界恐慌のリスク高まる」と書かないのか不思議でしかたありません。
ロイターでもAPでもタスや新華社がその危険をすぐさま世界中に流しているのに。
東日本大震災でも1社として「メルトダウン」や「原子炉融解」という表現はしなかったのですが怠慢ではないかと思います。

政治的にも大影響が予想されます。
まず考えられるのは今後の「EU崩壊」。
すでにフランスの「国民戦線」ルペン党首やスペイン・左派政党「ポデモス」、イタリアのラッジ「五つ星連動」党首、ドイツ右派ペトリー氏、オーストリアの極右政党などがそれぞれ声明を出して国民投票を呼び掛けています。
もちろんEU離脱への働きかけです。
そもそも今回のイギリス離脱派の主張もギリシャ経済破綻のしりぬぐいを嫌ったとかEU内で無条件で求められる移民問題からのナショナリズムの影響やEU統合政府が英国民の意思を選挙で反映される仕組みになっていないなどの批判と不満から始まっています。

イギリス自体も解体の危機です。
一昨日のブログで申し上げたようにイギリスも4っの連合王国から成立しており歴史的に反目と融和を繰り返しています。
スコットランドの二コラ・スタージョン自治政府首相は昨日、「スコットランド国民はEU残留に62%の民意を示した、これは重く受け止めなければならない、今後はEU復帰と連合王国離脱を指示する」と発表しました。
北アイルランドは隣接するアイルランド共和国との合併をより模索するとカトリック系民族主義政党のシンフェン党幹事長が声明を出すなどイギリスもバラバラになる可能性が出てきました。
ちなみに1950年代から70年代にかけて英国からのアイルランド独立運動の先頭をきったIRAなどの政治テロが再開しないかとの懸念もあります。

日本でも現在始まっている参議院選挙の大きな争点となっているアベノミクス是非について経済の悪化と先行き不安から影響がかなり出るものと思われます。
もう一度強調しますがリーマン以上です。
その意味から麻生財務大臣が昨日すぐさま緊急会見をしてG7(この場合はイギリスを除く)経済担当とホットラインで今後の展開への経済介入について協議したということは適切だったと思います。








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