ゆうすけブログ
昔はよかったなぁ
実のところそれほど考えてはいなかったのですが昨日は父の命日でした。
胆嚢の摘出手術の為に地元の公立病院に入院していた父が8月15日の夜半、脳内出血を起こし意識不明となりその2日後に息を引きとりました。
享年81才、3年前のお盆でした。
幾人かの方が律儀にそのことをご記憶いただいていたようでメールとか電話をいただきそのお心遣いに感謝していました。
よい供養になったとありがたく思います。

父のことを考えるきっかけになったのでつれづれないまま昔のことを思い出していましたが最近、栗東新駅のことをブログで書いていたので「びわこ空港」のことに触れてみたいと思います。
空港の制度設計等の詳細は省き、情緒的な記述になりますがお許しをいただきたいと思います。

私の父は滋賀県の議員を6期務めさせて頂きましたが初当選後初めて議会でいただいた役職は「びわこ空港建設問題特別委員会委員長」というものでした。
当時の滋賀県知事は現在の三日月氏の前の嘉田氏の前の國松氏の前の稲葉 稔知事でした。
今から30年近く前のことです。
当時はバブルの真っ最中で列島は空前の好景気、いや狂乱景気と言ったほうがピタリとくるというか、ともかく土地にせよ株にせよ金でも宝石でもいや先物でも次の日のまた次の日も確実に価格が上がるという時代でしたし、仕事はなんぼでもある、仕事を紹介してまたピンハネ、その孫請けにまたサヤを稼ぐといったその後に来る「失われた10年」なんか誰も考えていない泡のようにぶくぶくと実体経済がふくれて実像がわからない状況でした。
都知事選挙に出なかった石田純一が「不倫は文化だ!」と叫び、「金曜日の妻たち」が夜の街に繰り出し、妻たちが金曜日なら経済は「毎金」つまり毎日が金曜日で札束もった男たちが仕事か遊びかわからない狂乱を繰り返していた頃です。

その時の日本経済は箱もの経済に狂っていて設備投資や建設ラッシュ、各自治体が「建てよ増やせよ」と盛んに公共投資を推進するのが成長戦略の王道と思われていたのです。

その時、列島で各県が議論していたのが「ふるさと空港」でした。
つまり各県に一つは空港を建設して空の便で日本をつなごうという空前絶後のアホな発想でした。
後にあの神戸空港でさえ伊丹と関空があるのに不要な建設だと住民から訴訟が出ているように空港自体になんのインフラ価値もなく電車の駅のように周辺の開発やネットワークづくりに根本的には役に立たないものだと当時はわかっていませんでした。
何せ土地は早く買わないと値上がりするし、お金はなんぼでもある(と錯覚していた)と思っていたのですから。

狂乱景気に沸いた列島でしたがとりわけ滋賀県は人口が流入によって増加、企業も大学も次々と誘致成功、勝ち組が多かったこの頃の地方の中で勝ちも勝ち、常勝県でした。
勢いあまって聖書のバベルの塔ならぬ「1000メートルタワー」を作ろうと言い出しました。
神も恐れぬ行為であり、後のスカイツリーの634メートルを超える常識外れの発想でした。
これには共産党が猛反対で「高いところに登りたいなら比叡山に行け!」と言っていました。
共産党はピンポイントなら正論を吐くので好きです。(でも総和なら整合性が取れていないのが残念!)

空港に戻って・・
常勝の滋賀県に空港が無いのがおかしいという議論が巻き起こって滋賀県としても議会で真剣に検討しようというわけで特別委員会が設置されました。
当時流行った大分県の「一村一品運動」のお株を奪う「一県一港運動」の開始でした。
スターバックスが無いのが恥ずかしいと嘆く鳥取県民と同じで日本の中心にあって空港が無いのが恥ずかしいと思う滋賀県でもありました。(現在スターバックスは鳥取に出店)

ある夏の日、建設委員長の父のお供を命じられた私は運転手として県庁に寄り、知事公館で稲葉知事(当時)と秘書課長を乗せて空港建設予定地である蒲生郡日野町に視察のお付き合いをしました。
その夜に日野町議会の皆さんと懇談をして帰りに1号線沿いのカラオケに入り二次会。
稲葉知事がマイクを持って桂銀淑と浜圭介の「北空港」を入れて「♬愛が飛び交ぅ~日野空港ぉー」と替え歌を歌われたのには驚きました。
謹厳実直なイメージのあった知事の意外な一面を見たからです。

それから時は流れて「びわこ空港」は建設見直しとなりました。
もちろんこの判断は正しいものと思っています。
稲葉県政当時の県幹部の皆さんはとっくに引退されており、中堅職員の方々も定年を迎えられたか、その時期に差し掛かっておられます。
皆さん口々に「稲葉さんの頃は仕事がやりやすくてよかったなぁ」と述懐されますが当時の滋賀県庁は確かに勢いがありました。
懐古趣味だけではだめですが現在の滋賀県職員の方々も規則も法も条例も財政すらすべてが当時のようにはいきませんが地味でもコツコツと滋賀県と県民の為に仕事を重ねていただきたいと祈っています。

















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