ゆうすけブログ
格差問題ー③1億総活躍社会の狙いとは
ネットを見ていれば「貧困」についての自記などを検索してしまうことがあります。
昨日は「父親が飲んだくれで働かず、母親はパート収入で生活費の足しにしてくれていましたがやがて両親は離婚、私は就職したものの残業代ももらえない職場で一日10時間労働に耐えてきたが正規雇から非正規雇用に切り替えられた為に退職を決意、しかし本雇いしてくれる企業が見つからずいつしか路上生活になりました」という東京の25才の男性。
 
このような話は世間にごろごろ転がっています。
私自身もいろいろあり、今もいろいろありますがまずは家族そろって屋根のあるところに住め、3食にありつけているので前述の方よりも恵まれているとは思うもののそれはやはり心の中で(他人と自分を比較する気持ち)が働いているだけだと思っています。
「自分だけ良ければいい、今だけ良ければいい、お金だけあればいい」と思って日々の生活をしているのは本当に人間らしい生き方なのかと自問してしまいます。
これ以上書けばただの愚痴なのですが「いや、生活に汲々としている者はそんなことは考えている余裕もない、まだ甘い」とお声がかかりそうです。

以前は「女性活躍社会」と言われ、第2次安部改造内閣からは「1億層活躍社会」と言われ始めました。
これって何を示唆しているキーワードなのでしょう。
まず女性が活躍している社会についてのイメージとはどうでしょうか。
やはり家から出てバリバリ仕事をこなしている女性、昔で言うなら(キャリアウーマン)が街にあふれている光景でしょうか。

労働政策研究所の資料から見れば1980年には専業主婦世帯が1114万、共働き世帯が614万でした。
これが前者は45度の角度で右方下がり、後者は右肩上がりでそれぞれ増減してちょうどバブルがはじけた1993年にはどちらも900世帯となりそれからもその傾向は続き昨年2015年にはとうとう専業主婦世帯が700万世帯と激減、共働き世帯が1100万世帯と増加と1980年と比べたらまったく逆転してしまったのです。
図式にすると✕、クロスのような文字が浮かんできます。

これはジェンダー論争に巻き込まれれば嫌なのですが観方によれば「女性が結婚しても家事・育児・子育てに専念できず家計を支え、収入を得る為に働きに出ている」と考察できるかもしれません。
事実、世帯あたりの平均収入が1994年には664万円でしたが2015年には525万円と上がるどころか逆に右肩下がりです。
これは妻が家計の足しにと働きに出始めても世帯当たりの収入が統計上は増えていないことを意味しています。
つまり旦那の収入が増えていないということです。

現在の日本を取り巻く人口問題、いわゆる少子高齢化傾向は「結婚したくてもできない男女、結婚しても子どもを育てる余裕のない家庭」が社会問題としてあると言ったらおかしいのでしょうか。
これを辻説法すると「石田クン、それは個人の自己責任だ!」と言い切る方が必ず出てきます。
その方は資本主義社会の信奉者だと思いますが社会ではすべての人が同じ流れで進めるものではありません。
社会に出る為にがんばる若者支援、社会に出てから何らかの理由で失敗した人々の再チャレンジ応援(これ私も希望します)などセフティーネットの拡充は社会安定の為に必要と思っています。
でなければ政権が「600兆円へのGDP躍進」と太鼓をたたいても人々は個人消費に積極的になりません。
今必要な政策はケインズ流の大型公共事業による景気刺激ではなく大衆に未来についての不安を取り除く政策だと思います。

これから日本では労働人口が確実に減ってきます。
TPPで移民の受け入れをするのか、「1億層活躍社会」で家から低賃金でも家計の足しにするために女性やリタイアしたくてもできないシルバー層を職場に追いやるのか、政治だけの問題ではなく現実この社会に住んでいるみんなで考えなければならないのではないでしょうか。
(ちなみにTPPは米国では2人の大統領候補がそれぞれ反対しているのに日本では政府がしゃかりきになって推進しようとしています、アメリカの方が゛格差問題゛が急浮上してきており世論が圧力をかけているからです)
考えることは面倒で苦痛を伴うかもしれませんが、他人任せが私たちにとって歪んだ未来を運んでくるよりはマシだと感じています。






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