ゆうすけブログ
潮流ーグローバリズムvsナショナリズム
「秋は一雨ごとに深まる」の言葉どおり、一日一日と季節が移っていく様が面白く感じるこの頃です。

さて、先日の米国大統領選挙の恒例であるTV討論ではメディアの評価はヒラリー氏がトランプ氏を圧倒したと評していました。
勢いよくヒラリー氏を批判するトランプ氏に彼女はミシェル・オバマ大統領夫人の「相手が低俗な時にもあなたは高尚に」という言葉を引用して会場から喝采をあびています。
CNNを始めとするテレビ局やロイターなどの通信社、NYタイムズ、ロサンゼルスタイムズ、ワシントンポスト、ウォールストリートジャーナルなどの主要紙は一斉にヒラリー氏に軍配を上げました。

日本でもマスコミはトランプ氏に対して(政治的素人)(キワモノ)(野蛮人)とどちらかと言わずともレッテル貼りを行っています。
ですがトランプ氏とてアメリカでは知られた実業家であり、何度も挫折を繰り返しながら成功した立身伝中の人には間違いありません。
政治経験の有無を問われても過去に俳優出身のロナルド・レーガン大統領やアーノルド・シュワルツネガー氏、クリント・イーストウッド氏と比較しても著しく能力が不足しているとは思えません。
私は今回の米大統領選挙をヒラリー氏に象徴される21世紀を主導してきた(グローバリズム)とトランプ氏が代弁する(ナショナリズム)の激突として非常に注目しています。
全世界の主要なマスコミは概ね(グローバリズム)の波に乗っています。
理由は商業的なことと私は理解しています。
その方がお金になるということです。
ただし、グローバリズムの一環であるTPPはさすがにヒラリー・クリントン氏も米国内の反発を考慮せざるをえず、見直しを表明しています。
日本でもマスコミは今国会でのTPP承認審議について「アメリカを後押しをする先鞭をつけよ」と盛んに世論を煽っています。
まるで戦前の「バスに乗り遅れるな」を彷彿させますが、もともとTPPが米国より持ち出された時に黒船来航の如く慌てていたのは誰だったのかと少し鼻白む思いもあります。

アメリカや日本だけではなく今や全世界でグローバリズムの潮流への抵抗が見られます。
この春にはイギリスがEU離脱を国民投票で決めました。
例によって日本のマスコミは懸念を示していましたがあれは(グローバリズム化陣営)の一員としての立場と理解しなければなりません。
昨年、日本でも「ドイツ帝国が世界を破滅させる」を上梓し、一躍その名を知られるようになったフランスの歴史人口学者エマニュエル・ドット氏は英国のEU離脱を予言したと言われていますが氏は「英国民の選択はポーランド移民問題ではなくブリュセル(EU本部)から議会の決定を取り戻すことにあった」と講演しています。
名誉革命、マグナカルタなど様々な歴史的政治成果を掴んできた伝統ある英国議会の沽券復活が今回の離脱の真相であったようです。
その意味からもこれは立派なナショナリズム派の巻き返しと言えましょう。

いづれにせよ21世紀の政治課題はグローバリズムとナショナリズムの戦いと決まりました。
グローバリズムを信奉して業績を上げてきたマクドナルドやユニクロがここに来て成績低迷に陥っているのもなにも政治問題だけではなく経済にも当然ながら影響を及ぼしているものと考えられます。
どこからでも安く原料を調達して、どこよりも安い人件費の国に工場を建てて、だれにでも仕事ができるようにマニュアル化を進める商品を大量生産、大量販売するビジネスモデルの跋扈が世界を幸せにするのかは甚だ疑問です。
その地域にあった、オンリーワンのものづくりを応援するのが地方再生の第一歩ではないでしょうか。






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