ゆうすけブログ
蜂蜜の話
蜂蜜(はちみつ)と聞いて人は何を頭に描くでしょうか。
また蜂蜜を食べたことがない、味を知らないという人と私は今までお目にかかったことはありません。
それほど世界各国で愛されている蜂蜜。
甘味の中に蜂たちが集めた花の種類によって様々な香りづけがなされており料理の中に取り入れられてきました。
日本ではポピュラーなレンゲやアカシヤ、クローバーを始めみかん花、ナタネ、トチ、ラベンダーなど枚挙にいとまがありません。
この間、喫茶店で久しぶりに蜂蜜をべったり塗ったフレンチトーストを食べましたが本当においしかったです。

料理の調味以外にも滋養に強壮に美容にと蜂蜜の持つ効果は古来より万人が認めるものですが私のイメージではデズニーの「くまのプーさん」がはちみつ壺を持っている感じです。
実際は冬眠から目覚めた熊が蜂の巣を襲い、怒った蜂たちにブチブチ刺されてもものともせず最終は蜂の巣をムシャムシャ食べている映像が頭に残っています。
この場合、熊のお目当ては巣の中にある蜜です。

脱線しましたが最近になってショツキングなニュースが流れました。
東京都で生後6か月の男子の乳児が蜂蜜摂取が原因とみられる乳児ボツリヌス症で亡くなったということです。
乳児は痙攣や呼吸困難に陥って今年3月30日に息を引きとったとありましたがボツリヌス症の典型的な症状です。
親御さんは離乳食代わりに市販のジュースに蜂蜜を一日10gほど混ぜて与えていたと報道にありました。
親心で蜂蜜の滋養や栄養に期待してのことだったと推察します。
事実、幼児(乳児ではなく)に蜂蜜を定期的に与えることによって体力、知力が飛躍的に上昇したという医学的実験データーも数多くあります。

ただ、蜂蜜にはボツリヌス菌の芽胞が存在している場合があり、極めて熱処理に強く、しかも嫌気性で空気がないところを好むため大人の成長した消化器官や腸内環境ならまったく問題がないのですが生後1年未満の乳児の場合は芽胞が腸管まで到達してボツリヌス菌が発芽して大暴れして最悪の場合は前述のケースのようになる可能性があります。
日本では1987年に厚生省から通達が出ましたが国内生産の蜂蜜商品には「生後1年未満の乳児には与えないでください」と但し書きが印刷されていることもあります。

そもそもボツリヌス菌は猛毒であり、専門書にも約0.5㎏で世界人口が全滅するほどの殺傷力を持ち炭そ菌などとともに生物兵器の開発に取り入れられているとあります。
0.5㎏で人類滅亡ってイメージ的に湧かないのですがとにかく凄く猛毒なのです。
1984年に熊本で地元名産・辛子蓮根を食べた36人中、11人がボツリヌス中毒でお亡くなりになる事故がありました。
真空パックされた中で酸素が存在しない環境で嫌気性のボツリヌス菌が繁殖したようです。
加工会社の事前熱処理の甘さと蓮根に付着した土壌から入ってきた菌の除去を丁寧にされていなかったからです。
瓶詰だとか缶詰、レトルトだから安心と思っていても菌の中にはこのような環境(無酸素)でも生き残っているのがいるから加工の工程は本当に大切です。

滋賀県でも鮒ずしを漬ける人はボツリヌス菌の怖さを知っています。
昔は木の樽を使っていたので比較的空気が通ってボツリヌスが繁殖しなかったのですが近年になってプラスチック樽を使うようになって中毒が見られるようになりました。
ある鮒ずしを漬けている方からもらった時に「毒見しておいたから安心して」と言われたことがありますがこのボツリヌス菌のことです。
東北地方にも昔から飯鮨文化がありますがかなり神経をとがらせて生産してきた文献が残っています。
蜂蜜から思わぬ方に話がいってしまいましたが食と味と安全性はいつの時代にも切り離せない大切な問題なのです。





カレンダー

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -



天気予報


-天気予報コム- -FC2-



最近の記事



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



counter