ゆうすけブログ
彦根市長選挙始まってました
一昨日の日曜日お昼過ぎ、自宅でプロ野球・阪神対広島のテレビ中継を観ていた時携帯に着信が入りました。
デスプレイを見ると議会では私の大先輩ですでに政治活動は引退されている彦根市選出だった方でした。
何だろうかと思って電話に出ると「石田君、今日の○○の個人演説会はお宮さんに変更になったのでそっちに回って」ということ。
「先生、それは市長選挙のことですよね?私、それについては何も聞かされていないんです、今は高島の自宅におります」と返答。
まさか呑気に野球観てますとまでは言えませんでした。
しかし、私のような彦根市民でもない人間にまで動員が入るなんて市長選挙も熱が入っているなというのが実感でした。

その県会大御所の言われていた○○さんとは今回の彦根市長選挙に1年半ばかり前から現市長に対抗して出馬すると言われていた人ですからおおよそ自民党勢力はその方に乗ったのでしょう。
もう一人新人が立候補されましたから今回は三つ巴の選挙です。
現市長に対する彦根市の西部地域、商工業者、自民党関係者の不平不満はここ4年ばかり口を開くと飛び出していましたから激しい選挙になるなとも思っていました。
現市長はかって滋賀県発の準ローカル政党(さきがけ)のメンバーであり、かなりの期間は政治的に浪人でしたが数回のチャレンジが実り、前回の市長選挙では見事当時の現職を破り当選している1期目です。
従って自民党政治とは冷却期間を置いていたものの本質では相容れないのはわかっていたことですが今回の彦根市長選挙では過去の(さきがけVS自民党)という構図がぶり返したのではなく街づくりについての思想の相違からだと分析しています。

これは彦根市民の皆さんが聞けばお叱りを受けるのは承知の上なのですが県内では彦根市はプライドが高く、商売がしづらい所と囁かれてきました。
多分に城下町であることからそのように思われてきたきらいがあるのですが私に言わせれば街について誇りがある、プライドが高いというのは地域の活性化や街づくりにプラスに成り得るし、むしろ必要不可欠なものと思っていました。
彦根市民の(特に彦根城周辺地域の)市民意識モニタリングを行ったことがありますが同じ滋賀県では大津市にかなりの対抗心を燃やしておられました。
ずばり(こちらの方が上だ)です。

明治期に滋賀県議会が結成されて以来、何度も県庁所在をかけて大津市と綱引きをしており、ある時などはとうとう県議会議員の多数が県庁は彦根市と賛成に回ったはずが翌日はひっくり返ったり、それで紛糾して最終的には国から県議会が解散させられたり、未だに滋賀県庁では膳所校(大津)と彦根東(もちろん彦根)の派閥争いがあるとか話題に事欠きません。
特に彦根東が旧一中だったのに膳所は旧二中だったからこっちが上、全国でも別格であるとういう自負心が垣間見えたりします。
高島高校の卒業生である私は議論に加われません。
滋賀大学は大津と彦根に学部があるがこちらが上。
気象台は彦根にあるが大津にはないからとか、県民カードであるPOPカードの平和堂の本部は彦根市におわす、近江ちゃんぽんも彦根が発祥とお国自慢ならぬ城下町自慢をどうしても飲んでいると聞かされます。

ですが彦根市民(の一部の方)も薄々気づいているようで大津市と張り合っていた明治・大正・昭和の時代から平成に入って他の地域が伸びてきてむしろ彦根の存在感が薄れてきているのではないか、後退しているのではないか、政治はどうなっているのかという焦燥にも似た感覚がどうしてもぬぐい切れないように見受けられます。
いつまでも大津と県下一番争いができる立場にあるのかというのが最近の彦根市民の率直な感想です。
現に人口では10年前に新興の大国(市ですが)草津市に抜かれました。
あらあら2番から3番になったのねと思っていたら大合併が成功したお隣の長浜市にも抜かれました。
平成29年3月末の人口と世帯数ですが・・・。
大津市:342、154人 145、381世帯
草津市:131、665人 56、246世帯
長浜市:121、344人 44、804世帯
彦根市:112、660人 46、539世帯で人口では県内4番手に後退です。(更に後ろから東近江市が猛追中です)
世帯数では長浜市の方が少ないと思われますがこれは長浜市旧伊香郡や東浅井郡などの西部地域の中山間エリアを中心に日本の良き伝統である大家族制度が堅持されている集落がまだ多数残っているとからと考えられます。

つまり大津市だけ見て走っていたら草津市や長浜市に抜かれていたというかっこ悪い結果となり、只でさえむしゃくしゃしている彦根市民マインドが爆発しそうになっているのが今回の市長選挙の争点です。
NHK大河ドラマで本当だったら今年は当たり年なのに彦根のホテルに入ってきたお客さんが「江の小谷城はここから何分ほどかかりますか?」と尋ねるとフロントが「ただ今、おんな城主直虎のキャンペーンがほらそこにある彦根城にて開催されていますよ」と言っても「別に観てないし、浅井3姉妹の方が面白かったし」と言われギャフンです。
彦根では過去に井伊家の元藩主の筋でいらっしゃる方が9期36年間市長を務められていた時代もあり、市長=藩主という感覚の方がつい最近までいらっしやったのです。
特に黒壁の成功や市庁舎問題もクリアした長浜市政、駅前の再開発も躍進して成長軌道に乗る長浜市に追いつかれ、追い越されたと彦根市(の一部の方)は切歯扼腕です。(曳山もありませんからね、あ!長浜だけではなく大津にもありますよと煽ってみる)
「市長は何をしているんだ!」「もっと経済をしっかりしろ!」「投資をしろ!」と声が湖西まで聞こえてはいました。

彦根市の場合はViVa Cityなどがある市東部方面に経済発展と人口増加がポールシフトしてしまい、それも彦根市西部の方からは不満点となっています。
それならと近江鉄道車庫跡地など土地区画整理事業、都市再整備計画も策定され、彦根駅にも東口をつくり東口一帯の39ヘクタールの開発事業も2018年度までとなっていたもののデベロッパーにやる気がないのか、市からの進捗管理に問題が発生したのか遅滞しています。
彦根インターからの降り口306号と8号線の結節、外町交差点を中心に渋滞は朝夕相変わらずです。
道路アクションプログラムはどうなっているのでしょうか。

あれやこれやと彦根市が抱える問題は商業と交通だけではありませんが東西格差問題や高齢化が進む市街地と人手不足に悩む医療と介護(これは全国どこでもですが)、今回の彦根市長選挙は過去の因縁と現在の問題が交錯するものとなっています。







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