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ゆうすけブログ
3年目の密約ー緑の誤算
今回の選挙は不思議な選挙でした。
「負けに不思議の負けなし、勝ちに不思議の勝ちあり」とはプロ野球の野村克也氏の名言ですが安部首相も勝てると思って解散、前原民進党代表も勝てると思って希望に合流、小池都知事も勝てると思って希望の代表に・・それぞれが勝てると思っていたのに終わってみれば何で与党が圧勝したのかわからない結果となりました。
いつも迷言で物議を醸す麻生副総裁は「勝てたのは北朝鮮のおかげ」と言わなくても良いことを言って党内を白けさせています。
関ケ原の戦いの後に「勝てたのは金吾どの(小早川秀秋)の返り忠(裏切り)のお陰」とは当時誰も言わなかったのにどうなっているのかこの御仁の頭の中は?
なお、安部首相(徳川家康)に解散(奥州征伐)の引き金を引かせた山尾志桜里氏(上杉景勝)は見事に生き残り当選でした。

滋賀1区ではもう一人勝てると思いながら涙をのんだ嘉田由紀子氏がおられますが確かに自民党サイドとしては負けるなら1区と思われていたことも事実です。
マスコミ各社の選挙情勢でも常に嘉田氏の評価は自民現職の大岡氏より優勢でした。

選挙中は嘉田氏への悪口を封印していた私としてもこの選挙の結果だけでブログを書くのは流石にためらいがありますが選挙は残念ながら「水に落ちた犬は叩け」とも言われかなり酷いことを悪しざまに言われることが常です。
ここは堂々と記名で書いていることで(嘉田氏のファン)にお許しを頂きたいと思います。

比例復活のない無所属で出馬した嘉田由紀子氏は当初は同じ緑好きから小池氏の希望から出ることを検討していたと言われますがかって小沢一郎氏を騙した小池氏より騙された嘉田氏が「もと国政政党の党首は希望にはふさわしくない」とけっちんを喰らい、加えてここ一番の勝負では必ずスカを引く前原誠司氏に懇願され(乗ってはいけなかった局面です)無所属を選んだようです。

更にまずかったのは比例は希望を呼び掛けると出馬表明時にも宣言し、決定的に長年の迷友(失礼、盟友)の社民党と袂を分かち、加えていつの選挙でも裏から票をいただいた共産党も逃げてしまっていたことです。
滋賀では2・3・4区は早々と当確がでましたが1区だけは日が変わった深夜にずれ込んだことでも最初から激戦・接戦が予想されており、仮に負けた方も比例復活当選はあると言われましたが嘉田氏はこの防弾服(比例重複立候補)を着ずに撃ち合いに臨んだわけです。

事実、滋賀1区小選挙投票結果を見れば大岡敏孝氏(84、994票当選)、嘉田由紀子氏(79、724票)、小坂淑子氏(13、483票)であり、この小坂氏の1万3000票があれば悠々と嘉田氏の勝利が読めてきていたはずです。
県知事時代から常に嫌自民党色を露わにし、今回も「安倍政権にスットプをかける」を公約?とした彼女が安倍政権の目指す憲法改正を事実上容認している(希望)にブレたことで野党分裂を招きました。
今まで政治家としての嘉田氏は(消える魔球)の如き数々のブレ球を私たちに投げ続け三振の山を築いていましたが今回は見切られた格好です。
加えて嘉田氏の心の中ではこのような状況でも知事2選目に県内で獲得した46万票という圧倒的な支持が今だにあるので社民や共産の票などあてにしなくてもという慢心・過信があったのではないかと思われますが無党派層は浮動票であり当時の嘉田票なるものは雲散霧消していることが満天下に示されました。

知事時代の嘉田氏は自民党から見れば天敵のような存在で嘉田氏もむしろ自民党と対決する緑衣の知事としてその存在感を誇示していたきらいもあります。
自民党から見れば嘉田県政とは県土の発展に繋がる栗東新駅をぶっ壊し(ここは小池氏が数年後に築地市場で同じ手法を取って選挙に圧勝した)、県下にある13市6町という住民にとって一番大切な基礎的自治体と対決し、(むしろ県は市町の発展を助成する連邦会議議長のような役割が求められているのに)昔ながらの国主のような振る舞いに終始、国にも喧嘩を売って滋賀県全体の価値を大幅に下げ、見る人には見える焼け野原にしたパフォーマンスとポピュリズムに満ちた県政でもあったわけです。
事実、県政時代に訴えていた「もったいないから人に投資する」と言われても現在に至って教育でも全国学力テストでは最下位クラス、スポーツは国体が開催できるのかと言われる程の予算と投資不足でその爪痕はなかなか解消にまで至っていません。

今回の嘉田氏の出馬については表題の「3年目の密約」とあるようにその仕掛け人として滋賀1区の民進党代議士・川端達夫氏の意向と働きかけが強く出ていましたがこのことについてはまた後日書き込みたいと思っています。

最後に嘉田由紀子氏は政治家としては保守派から見れば政敵でありましたが学者としては氏の著書のほとんどを読み、以前の研究成果に少しながら触れた者として優れた業績を残しておられると思っています。
政治の局面で短いながらも言葉を交わさせていただいて感じていたのは人物的・人柄的にも負けず嫌いなところが随所に現れるのを読み取れながらも基本は人格者でいらっしやると思っています。
ただ、政治は妥協の産物であり、落としどころも必要な生き物ですから学者から脱皮しないまま社会実験的に政策を進めると道を誤ることが多々あります。
その意味では嘉田氏は本当に純粋なお人ではなかったかとこの10年間のお付き合いを通じて感じております。











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