FC2ブログ
ゆうすけブログ
沈黙の春
『沈黙の春』とは米国の海洋学者レイチェル・カーソン女史が1962年に出版したDDT散布や大量の農薬使用による大気・土壌汚染により昆虫も死滅し、鳥も鳴かなくなった世界を描いた環境学における古典とも言える作品です。
それまでは残留農薬という概念がなく、作物を生産するために大量の(特にアメリカでは)農薬類を噴霧使用していたわけですがその野放図な環境破壊に警告を促した書でもあります。

感染症の大流行がもたらした社会の裏側を鋭く風刺したのはこれも古典の『デカメロン』。
イタリアのジョバンニ・ボッカチオの作品ですが1348年に大流行したペスト(イタリアでは全人口の2/3が死亡したと記録されている)から逃れるためにフイレンッエ郊外の館に批難した男女10名による退屈しのぎの話が書かれていますが鋭い社会風刺もあり、ダンテの「神曲」と対比され「人曲」と呼ばれています。

とにもかくにも今年は(沈黙の春)です。
不要・不急の外出は禁止と自治体の長からお達しが出て、イベント・講演などは次々と中止、学校まで休校、都市部の会社はテレワーク、卒業式、入学式は制限付きで極力簡素に挙行、夜の外での飲食にも自粛ムードが広がって飲食業界は大打撃、もちろんこの時期に多い歓送迎会などは中止、旅行は国内外を問わずキャンセルの連続で観光業界は交通機関を含めて青息吐息の状態。
私事ですが長女がこの春に東京で結婚式を挙げることになっていましたが親戚一同を新幹線や飛行機で東に移動させるリスクを考え延期としました。
それ以上に今や全世界で新型コロナウイルスとの闘いが繰り広げられています。

2020東京五輪もとうとう異例の延期が発表されましたが、東京にオリンピックがやってくると誘致成功の報が流れた時には日本中が歓喜いたしました。
前回(1964年)大会の時の輝かしい思い出。
日本が高度成長の軌道に乗って発展・前進していた光り輝くあの頃が再来するのではないかという希望。
社会に閉塞感と圧迫感が溢れている今日だからこそオリンピックの夢よもう一度と思った人も多かったのではないでしょうか。
それが・・これです。
こんなに盛り上がらない開催年度を予想できたでしょうか。
お恥ずかしい話ですが私自身、コロナウイルスを当初は軽く考えていました。
むしろ世間では何を過剰反応しているのか、こんなに騒いでは社会が逆に立ちいかなくなるなんて考えていたのです。
それも先月、コメデイアンとして長年、国民のスターだった志村けんさんが新型肺炎の為にお亡くなりになったとの報道を聞き、ショックを受けたのと同時に急に身近にコロナウイルスの怖さが迫ってきた如く背筋に悪寒がはしるような気持ちになりました。
他人事ではなかったのです。

私の地元・滋賀県高島市マキノの海津大崎は桜の名所としてこの時期になると多くの方が観桜に訪れてくださいます。
本日(4月4日)は朝から快晴、大崎の桜も8分咲きとまさに見頃を迎えていますが、歩いての観桜には規制がかかっているようです。
車で(一方通行)にて観てくださいと駅からの送迎バスも出ていないとのこと。
大崎の桜は琵琶湖の一番北にあり、湖岸の散策道をそぞろ歩きながら春の陽光を浴び、岸辺に打ち寄せる穏やかでシルクのようなきめ細かい波の音に耳を傾け、桜の花を愛でるのが最高の醍醐味なのにそれが今春は叶いません。

今年は宮総代のお役をいただきました。
懸案は(今津祭)についてです。
すでに同じ市内の大溝祭や川上祭は中止を決定されたとのことです。
明日の夜に総代の寄り合いがありますが結論を出さなければなりません。
やはり中止にせざるをえないか、いや 神様が一年に一度お越しになるので各区に本神輿だけ巡行して酒宴などの場は控えるかなど意見は分かれています。
(沈黙の春)は続きます。




カレンダー

04 | 2020/05 | 06
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -



天気予報


-天気予報コム- -FC2-



最近の記事



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



counter